11:45 〜 12:15
[O02-03] 激動の大地と黒潮が育む土佐清水の自然と風土
★招待講演
キーワード:生物多様性、多様性、ジオパーク、文化、災害
土佐清水ジオパークは四国の西南端に位置し、南海トラフに面した立地から、「生きている惑星・地球」を感じることができるジオパークである。土佐清水の大地は付加体を土台とし、日本海拡大期の前弧海盆堆積物や、その後のマグマ活動がつくりだした花崗岩などで構成されている。度重なる地震や隆起といった地殻変動、今も続く侵食・風化といった大地の営みが、奇岩奇勝で名高い竜串海岸や、太平洋に突き出す足摺岬など、ダイナミックな風景を形作っている。さらに、この大地が黒潮と出会うことで、温暖多雨な気候がもたらされ、豊かな植生や海洋生態系を育んでいる。
土佐清水は古くから、この大地と豊かな自然を活かし、漁業や節づくり、観光業など、海と密接に関わる産業で発展してきた。一方で、南海トラフ地震による地震・津波被害や台風・豪雨による洪水などの自然災害に繰り返し見舞われ、人々はその経験を石碑や口伝で語り継いでいる。本講演では、土佐清水の自然や暮らしと、その背景にある地質・地形との関連を紹介する。
土佐清水は古くから、この大地と豊かな自然を活かし、漁業や節づくり、観光業など、海と密接に関わる産業で発展してきた。一方で、南海トラフ地震による地震・津波被害や台風・豪雨による洪水などの自然災害に繰り返し見舞われ、人々はその経験を石碑や口伝で語り継いでいる。本講演では、土佐清水の自然や暮らしと、その背景にある地質・地形との関連を紹介する。