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[O08-P32] ROCK-GUARD法によるビスマス骸晶の酸化膜の観察
キーワード:ビスマス骸晶、酸化膜、レタデーション
ビスマスは骸晶と呼ばれる特徴的な結晶と様々な構造色を作る金属鉱物である。先輩がビスマス骸晶の大きさや色について冷却手段や鉛などを混ぜた低融点合金での実験を行い発表した。彼らの実験を引き継ぎ構造色について調べた。実験から構造色が酸化膜であることを確かめ、そして、酸化膜を薄片にして偏光顕微鏡で観察することにした。しかし、普通の作り方では酸化膜がすぐに削れてしまうので、岩石で周りを囲み保護することで薄片を作製した。岩石(ROCK)でガード(GUARD)するのでROCK-GUARD法と名付けた。この方法では0.02~0.03㎜まで薄くしなくても岩石中の鉱物の干渉色から薄片の厚さを推定し、酸化膜のレタデーションから、酸化膜の特徴を調べることができる。