日本地球惑星科学連合2022年大会

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[O-08] 高校生ポスター発表O08-P021~P40

2022年5月29日(日) 13:45 〜 15:15 オンラインポスターZoom会場 (2) (Ch.02)

13:45 〜 15:15

[O08-P38] 宇宙線到来頻度の方位角依存性

*井上 晶絵1、小野寺 優2 (1.神奈川県立平塚中等教育学校、2.江戸川学園取手中学校)


キーワード:宇宙線

宇宙線は宇宙からやってくる高エネルギーの放射線で、いろいろな方向から飛んできている。

 宇宙線の山による減衰があるかを調べるために、地面からの角度を変えて宇宙線の到来頻度を測定したところ、検出器を向けた方角による大小関係が変わらなかったため、方角によって宇宙線の到来頻度が異なるのではないかと考えた。

 本研究では、飛来する方位角により宇宙線の到来頻度は変化するのかを調べた。研究には、小型宇宙線測定器CosmicWatchを使用した。シンチレータの蛍光を半導体が電気信号に変え、記録される。ノイズ削減のため重ねて設置した2台を通過した宇宙線のみを使用した。

 八方位に検出器を向け、地面からの傾きを変え、同じ計測時間での宇宙線到来頻度を測定した。計測時間は15分間である。記録されたデータはGoogle Colaboratoryで解析した。本発表では八方位での測定結果及び、方位角方向での宇宙線の到来頻度について発表予定である。