日本地球惑星科学連合2022年大会

講演情報

[J] 口頭発表

セッション記号 S (固体地球科学) » S-TT 計測技術・研究手法

[S-TT39] 合成開口レーダーとその応用

2022年5月25日(水) 13:45 〜 15:15 101 (幕張メッセ国際会議場)

コンビーナ:阿部 隆博(三重大学大学院生物資源学研究科)、コンビーナ:木下 陽平(筑波大学)、姫松 裕志(国立研究開発法人 防災科学技術研究所)、コンビーナ:朴 慧美(宇宙航空研究開発機構)、座長:木下 陽平(筑波大学)、阿部 隆博(三重大学大学院生物資源学研究科)

15:00 〜 15:15

[STT39-12] 福徳岡ノ場 2021年新島に対するALOS-2 / PALSAR-2干渉解析

*夏秋 嶺1 (1.東京大学)

キーワード:合成開口レーダ、干渉解析、福徳岡ノ場

小笠原諸島の福徳岡ノ場は2021年8月13日の噴火によって新島を形成した。この新島はおよそ30m の標高を持ち、同年の11月には再堆積した領域をのぞき消失した。この間、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が運用する陸域観測技術衛星2号(だいち2号、ALOS-2) は搭載する合成開口レーダにより同島を繰り返し観測した。
我々がこの観測データで干渉解析を実施したところ、この新島は波浪による浸食を受けるまで非常に安定しており、崩落の直前まで高い干渉度を維持していることが判明した。

参考文献
[1] C. Simurda et al., “ICESat-2 Applications for Investigating Emerging Volcanoes.” Geosciences 2022, 12, 40. https://doi.org/10.3390/geosciences12010040
[2] 海上保安庁海洋情報部 (Feb. 3, 2022 accessed) https://www1.kaiho.mlit.go.jp/GIJUTSUKOKUSAI/kaiikiDB/kaiyo24-2.htm