日本地球惑星科学連合2022年大会

講演情報

[J] 口頭発表

セッション記号 U (ユニオン) » ユニオン

[U-06] 日本の学術出版とオープンサイエンス、オープンデータ

2022年5月25日(水) 09:00 〜 10:30 105 (幕張メッセ国際会議場)

コンビーナ:小田 啓邦(産業技術総合研究所地質情報研究部門)、コンビーナ:川幡 穂高(東京大学 大気海洋研究所)、座長:小田 啓邦(産業技術総合研究所地質情報研究部門)、川幡 穂高(東京大学 大気海洋研究所)

09:00 〜 09:15

[U06-01] PEPS ジャーナルの現状と課題

★招待講演

*大谷 栄治1 (1.東北大学大学院理学研究科地学専攻)

キーワード:PEPS、インパクトファクター、サイトスコア

PEPSは2020年のImpact factorおよびCite Scoreの値は,それぞれ3.604, 4.7であった.2021年の予想値はコロナ下にも係わらずと順調な発展を遂げていると思われる。特にPEPS論文のダウンロード数が2019年から毎年10万件ずつ増加し2021年には40万件に達するなど,PEPS論文の認知度が向上しつつある.今年度においては投稿促進のために Synthesis論文を総説論文のカテゴリーに加え,さらにコメント論文のカテゴリーを新設した.また,新着論文とともに,編集長推薦のPEPS論文をJpGUメールニュースおよびPEPSのツイッター上で紹介した.懸案の総説論文の充実については,総説論文の日本語および英語のアブストラクト集(*)を作成し,PEPSのウェブサイトに掲載し,JpGUのメールニュースなどで紹介するなど宣伝に努めている.授業等での活用など研究教育に活用していただきたい.優れた総説論文の掲載による研究教育への貢献は,PEPSの重要な使命であるとの認識にたって,引き続き各学会や著名研究者に総説論文の執筆を依頼したい.その他,PEPS most citation prizeの導入,論文投稿時のData repository紹介への対応など今後の検討課題も存在する.これらPEPS誌の現状と課題について紹介し,改善のためにご意見をいただきたいと考えている.
*アブストラクト集は以下のサイトからダウンロード可能です:
https://japangeoscienceunion.github.io/PEPS/PEPS_ReviewAbstract_Jpn.pdf
https://progearthplanetsci.springeropen.com/
http://progearthplanetsci.org/index.html