日本地球惑星科学連合2023年大会

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[E] 口頭発表

セッション記号 A (大気水圏科学) » A-AS 大気科学・気象学・大気環境

[A-AS04] 台風研究の新展開~過去・現在・未来

2023年5月23日(火) 10:45 〜 12:00 103 (幕張メッセ国際会議場)

コンビーナ:辻野 智紀(気象研究所)、金田 幸恵(名古屋大学宇宙地球環境研究所)、伊藤 耕介(琉球大学)、宮本 佳明(慶應義塾大学 環境情報学部)、座長:辻野 智紀(気象研究所)、金田 幸恵(名古屋大学宇宙地球環境研究所)

台風をはじめとする熱帯低気圧は、それに伴う豪雨・暴風によって、多くの国で甚大な被害をもたらす。日本においても、平成30年の台風第7号、第21号、第24号、令和元年房総半島台風、令和元年東日本台風などに伴い甚大な豪雨、強風被害が生じている。2022年には、二つの猛烈な台風第11号及び第14号が日本付近を北上し各地に被害をもたらした。台風のエネルギー源である海面の水温が、地球温暖化の進行と共に上昇傾向にあり、近い将来における台風活動の変化が予測される。そのため、台風の発生、強度、構造、進路を決めるメカニズムや関連する現象の理解、それらパラメータの中長期的な将来予測、さらに台風に関する観測、予報技術の開発とそこで得られた知見の防災への応用まで包括する台風研究は、地球惑星科学の発展においても大きな意味を持つ。本セッションでは、台風やハリケーンをはじめとする熱帯低気圧に関わる研究発表を基礎理論から台風観測や室内実験まで、理学、工学に限らず幅広い分野から募集する。セッションを通して、異分野間の研究者による新たな研究の可能性、ひいては今後の台風研究の方向性を探る。

11:30 〜 11:45

*小川 史明1見延 庄士郎1、Malcolm J. Roberts2、Haarsma Rein3、Putrasahan Dian4、Roberts Christopher D.5、Scoccimarro Enrico6、Terray Laurent7、Vidale Pier Luigi8 (1.北海道大学大学院理学研究院、2.英国気象局ハドレーセンター、3.オランダ王立気象研究所、4.マックスプランク気象研究所、5.ヨーロッパ中期気象予報センター、6.欧州地中海気候変化研究所、7.ヨーロッパ先端科学計算研究所、8.レディング大学気象研究科)

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