10:45 〜 11:00
セッション情報
[J] 口頭発表
セッション記号 S (固体地球科学) » S-CG 固体地球科学複合領域・一般
[S-CG56] 変動帯ダイナミクス
2023年5月26日(金) 10:45 〜 12:00 302 (幕張メッセ国際会議場)
コンビーナ:深畑 幸俊(京都大学防災研究所)、岩森 光(東京大学・地震研究所)、大橋 聖和(山口大学大学院創成科学研究科)、座長:大橋 聖和(山口大学大学院創成科学研究科)、田村 友識(山口大学大学院(現所属:国立研究開発法人日本原子力研究開発機構))
変動帯のダイナミクスは、造山運動や大規模断層帯の形成など数百〜数千万年かけて起きる変動から、人間・社会活動の時間スケールで生じる地震・火山活動まで、極めて広いレンジにわたる変動を対象としており、その解明には地球物理学・地質学・地形学の総合的知見が必要である。具体的には、プレート運動等に起因する応力と変動帯を構成する媒質の応答特性を時間的・空間的に把握する必要があるが、地殻応力の特定は今なお未解明の難問であり、粘弾塑性で特徴付けられる媒質特性は時間スケールや応力・温度等に複雑に依存する。さらに、流体および流体の関与する反応も媒質特性に大きな影響を与えるため、岩石学・地球化学的アプローチも必要となる。例えば、東北沖地震等による特異な地震活動や地殻変動は、上記の多様な知見や手法を総合して変動帯ダイナミクスの研究を進める上での貴重な研究対象を提供する。本セッションでは、地震学・測地学・変動地形学・構造地質学・岩石学・水文学など、変動帯ダイナミクスの解明を目指す様々な分野にわたる観察・観測・実験およびモデリング研究からの意欲的な講演、ならびに学生の萌芽的な研究の発表・議論を歓迎する。
11:00 〜 11:15
11:15 〜 11:30
*高田 陽一郎1、竹井 義貴1、Moore James Daniel Paul2,3、大園 真子4 (1.北海道大学大学院理学研究院、2.Earth Observatory of Singapore, Singapore, Singapore、3.Institute of Geophysics, Victoria University of Wellington, Wellington, 6012, New Zealand、4.北海道大学地震火山研究観測センター)
11:30 〜 11:45
*Sambuddha Dhar1、Jun Muto1、Yusaku Ohta2,3、Takeshi Iinuma4 (1.Department of Earth Science, Tohoku University, Sendai, Japan、2.Research Center for Prediction of Earthquakes and Volcanic Eruptions, Tohoku University, Sendai, Japan、3.Division for the Establishment of Frontier Sciences of Organization for Advanced Studies, Tohoku University, Sendai, Japan、4.Japan Agency for Marine-Earth Science and Technology, Yokohama, Japan)
11:45 〜 12:00
[SCG56-11] Postseismic deformation in the lower crust and high-temperature transient creep of quartz and feldspar
★Invited Papers
*武藤 潤1、Masuti Sagar2,1、Rybacki Erik2 (1.東北大学大学院理学研究科地学専攻、2.GFZ German Research Centre For Geosciences, Potsdam, Germany)