日本地球惑星科学連合2023年大会

セッション情報

[J] 口頭発表

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[U-13] 2023年2月トルコ・東アナトリア断層帯の地震

2023年5月24日(水) 13:45 〜 15:15 展示場特設会場 (4) (幕張メッセ国際展示場)

座長:吾妻 崇(国立研究開発法人産業技術総合研究所)、奥村 晃史(広島大学大学院文学研究科)

2023年2月6日現地時間の4時17分と13時24分にトルコ中南部で M 7.8,M7.5 の地震が相次いで発生し Kahramanmaraş (あるいは Maraş) 地震と呼ばれた.M 7.8の本震では,Antakya からMalatya 南方で東アナトリア断層の約 300 km の区間が活動し,M 7.5の地震では本震の断層の北東端付近から西へ派生する Sürgü 断層, Çardak 断層等の約 100 km の区間が活動した.トルコでの観測史上最大級の二つの地震により,強い地震動が発生して東アナトリア断層に沿う地域とシリア北部に甚大な被害がもたらされた.2月末の時点で報告されている 50000 人を超える犠牲者の数は近代・現代のトルコで最大のものとなった.本セッションでは,本震に続く一連の地震の発生メカニズム,地震動,地表地震断層,建物被害,土砂災害などについて,地震発生直後から行われた調査や解析の結果,震災域での既往の研究,災害軽減施策等について情報を共有し今後の調査研究に活かすことを目的とする.地震と地震災害に関わる幅広い分野からの報告に期待する.

14:45 〜 15:00

*早川 裕弌1奥村 晃史2、紺谷 亮一3、山口 雄治4、Kulakoglu Fikri5 (1.北海道大学地球環境科学研究院、2.広島大学大学院文学研究科、3.ノートルダム清心女子大学文学部、4.岡山大学文明動態学研究所、5.アンカラ大学言語歴史地理学部)

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