09:15 〜 09:30
[AAS09-02] 大型ゴム気球を用いたラジオゾンデ観測で捉えた沖縄における高度30km以上の風速・温度変動について
★招待講演
キーワード:中層大気、大気波動、重力波
1990年代まで定常的に実施されてきたロケットゾンデ観測が終了して以降、高度30km以上の直接観測は間欠的にしか行われておらず、それ以下の高度領域に比べ、観測データが少ない状況である。そのため、大気大循環や、赤道準2年振動の駆動源である大気波動、特に鉛直波長が小さい重力波の詳細な構造については、未解明な部分が多い。
そこで、我々は地上から高度30km以上の風速・温度変動を多地点で定常的に観測できる手法の構築を目的に、大型ゴム気球を用いたラジオゾンデ観測を行ってきた。本発表では、これまでに行ってきた観測から見えてきたガス量と到達高度、対流圏界面温度と到達高度の関係、到達高度付近の挙動等を示すとともに、琉球大学にて2022年9月、11月、2023年1月に実施したラジオゾンデ観測の初期結果を紹介する。
そこで、我々は地上から高度30km以上の風速・温度変動を多地点で定常的に観測できる手法の構築を目的に、大型ゴム気球を用いたラジオゾンデ観測を行ってきた。本発表では、これまでに行ってきた観測から見えてきたガス量と到達高度、対流圏界面温度と到達高度の関係、到達高度付近の挙動等を示すとともに、琉球大学にて2022年9月、11月、2023年1月に実施したラジオゾンデ観測の初期結果を紹介する。