日本地球惑星科学連合2023年大会

講演情報

[J] オンラインポスター発表

セッション記号 A (大気水圏科学) » A-HW 水文・陸水・地下水学・水環境

[A-HW23] 同位体水文学2023

2023年5月25日(木) 10:45 〜 12:15 オンラインポスターZoom会場 (7) (オンラインポスター)

コンビーナ:安原 正也(立正大学地球環境科学部)、浅井 和由(株式会社 地球科学研究所)、中村 高志(山梨大学大学院・国際流域環境研究センター)、大沢 信二(京都大学大学院理学研究科附属地球熱学研究施設(別府))

現地ポスター発表開催日時 (2023/5/24 17:15-18:45)

10:45 〜 12:15

[AHW23-P04] 六フッ化硫黄を用いた大垣自噴帯における地下水の滞留時間推定

*浅井 和由1 (1.株式会社 地球科学研究所)

キーワード:Excess air、六フッ化硫黄、地下水年代、溶存窒素・アルゴン、大垣自噴帯

六フッ化硫黄による地下水の滞留時間推定では,Excess airの評価が年代値の信頼性に大きな影響を与える。これまでの調査によって日本国内の地下水の多くに,Excess airが含まれていることが分かってきた。しかしながら、Excess airの時間的変動特性それらがSF6年代に与える影響については分かっていないのが現状である。著者らは、2022年3月から2022年3月の一年間に大垣自噴帯周辺の湧水・自噴井・河川水を対象に月に1回の採水を実施し、それらの溶存窒素濃度・溶存アルゴン濃度・SF6濃度・水質・酸素・水素同位体比の分析を実施した。本発表では、これらの分析値に基づいて、Excess Airの挙動や形成プロセスそしてSF6年代の信頼度に与える影響について報告する予定である。