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[AHW23-P04] 六フッ化硫黄を用いた大垣自噴帯における地下水の滞留時間推定
キーワード:Excess air、六フッ化硫黄、地下水年代、溶存窒素・アルゴン、大垣自噴帯
六フッ化硫黄による地下水の滞留時間推定では,Excess airの評価が年代値の信頼性に大きな影響を与える。これまでの調査によって日本国内の地下水の多くに,Excess airが含まれていることが分かってきた。しかしながら、Excess airの時間的変動特性それらがSF6年代に与える影響については分かっていないのが現状である。著者らは、2022年3月から2022年3月の一年間に大垣自噴帯周辺の湧水・自噴井・河川水を対象に月に1回の採水を実施し、それらの溶存窒素濃度・溶存アルゴン濃度・SF6濃度・水質・酸素・水素同位体比の分析を実施した。本発表では、これらの分析値に基づいて、Excess Airの挙動や形成プロセスそしてSF6年代の信頼度に与える影響について報告する予定である。