15:30 〜 17:00
[HCG24-P02] 閉鎖環境から日常への再適応に関する質的研究
★招待講演
キーワード:心理、閉鎖環境
閉鎖環境・特殊環境から解放された後、任務から解放された後、日常生活に再び適応していくことに関する研究は希少である。野口(2021)によると、宇宙からの帰還後、ミッションに代わる目標を見出すことができず精神に不調を来たし、適応障害になるケースがある。また、野口・矢野(2020)は、宇宙空間での様々な体験が日常生活でフラッシュバックすることを指摘している。
宇宙飛行士をはじめとした特殊環境で働く人々は、特殊環境におかれている状況に注目されやすいが、彼らにとってはその後の日常生活を過ごす時間の方がはるかに長い。本研究では、彼らが日常生活に戻り、かつ、次のミッションに向けて目標を持つというプロセスを探ることにより、一貫した心理支援の向上に寄与することを目的とする。
研究方法として、過去に閉鎖環境での居住経験がある方を対象として半構造化面接を実施する。音声データは逐語記録にし、その後質的分析で用いられる分析方法(TEM:複線経路・等至点モデル)を用いて分析する。
宇宙飛行士をはじめとした特殊環境で働く人々は、特殊環境におかれている状況に注目されやすいが、彼らにとってはその後の日常生活を過ごす時間の方がはるかに長い。本研究では、彼らが日常生活に戻り、かつ、次のミッションに向けて目標を持つというプロセスを探ることにより、一貫した心理支援の向上に寄与することを目的とする。
研究方法として、過去に閉鎖環境での居住経験がある方を対象として半構造化面接を実施する。音声データは逐語記録にし、その後質的分析で用いられる分析方法(TEM:複線経路・等至点モデル)を用いて分析する。