[H-CG25] 文化水文学

[HCG25-P04] トイレ利用調査と処理水質評価による単独浄化槽浄化能力の実態調査

*亀井 樹¹、中野 友裕²、西川 文野² (1.山梨大学　国際流域環境研究センター、2.山梨大学　生命環境学部)

キーワード：単独浄化槽、汚水

山梨県内の一般世帯に設置された単独浄化槽を対象にトイレ利用実態と排水組成を調査した。全ての地点で排水中のBOD濃度は単独浄化槽の排水基準値(90 mg/L)を下回り、一部では合併浄化槽の基準値(20mg/L)さえ下回った。全国的に進む世帯人員の減少により１日あたりの汚水発生量が減少したため浄化能力に余力が生まれ、排水水質が向上したと考えられる。

謝辞：本研究はJST、RISTEX、JPMJRX21I7の一部支援を受けて行なった。