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[HCG25-P08] 八ヶ岳南麓地域の縄文集落立地と水資源の関わり
キーワード:八ヶ岳、水資源、縄文住居
持続可能な社会を目指すためには,ヒトと自然環境の共存が必須の要件である.ヒトの歴史の中でも縄文時代はヒトによる環境の改変が少なく,周辺の環境と最も共存していた時代といえる.そこで本研究では,比較的原生的な時代のヒトと周辺環境の共存の仕方を探るため,八ヶ岳南麓を対象として縄文時代の集落の立地に周辺の水資源が与えた影響を調査した.現在,発掘されている遺跡はいずれも河川まで1km以下の場所に存在していた.また,遺跡の住居数と最寄りの湧水の炭酸水素イオン濃度には有意な性の相関が見られた.集落の立地や繁栄には安定した水資源が必要であったことが考えられる。
本研究は、山梨大学学術・社会変革プロジェクトの支援を受けて行っている。
本研究は、山梨大学学術・社会変革プロジェクトの支援を受けて行っている。