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[HDS09-P02] 恵那山-猿投山北断層帯の断層活動履歴に関する検討
キーワード:活断層、中部日本、断層活動履歴、古地震トレンチ調査
屏風山-恵那山断層帯及び猿投山断層帯を構成する活断区間の1つである恵那山-猿投山北断層帯において、2022年度に実施した古地震トレンチ調査の成果を報告する。恵那山-猿投山北断層帯は北東-南西に伸びる活断層であり、北東部の恵那山断層と南西部の猿投山北断層によって構成される。地震調査研究推進本部地震調査委員会(2004)は、恵那山断層を南東傾斜の断層面を持つ逆断層、猿投山北断層を高角な断層面を持つ右横ずれ断層と評価しつつも、過去の活動履歴のデータに基づき両断層が同時に活動する可能性があるとしている。発表者らは、令和4年度に恵那山断層の上手向地点(岐阜県恵那市)と猿投山北断層の東白坂地点(愛知県瀬戸市)において古地震トレンチ調査を実施した。本発表では、これら2箇所の調査結果とこれまでの研究成果に基づいて、恵那山-猿投山北断層帯の活動履歴について議論する。なお、本研究は、令和4年度科学技術基礎調査等委託事業「屏風山・恵那山断層帯及び猿投山断層帯(恵那山-猿投山北断層帯)における重点的な調査観測」(研究代表機関:国立大学法人東海国立大学機構)の一環として実施された。