13:45 〜 15:15
[HGG01-P02] 地域の竹林を活用した小学校での授業実践
キーワード:竹、循環的利用、小学校、環境教育
里山利用が衰退して半世紀以上が経過する中、多くの地域で竹林管理に十分な手が行き届かない事態が生じている。演者らは、環境教育を通じた竹・竹林に関わる若者や小中学生への体験型学習機会の提供が、その解決への一助になり得ると考えている。本発表では、宮城県大崎市立川渡小学校4年生児童を対象に実施した、地域の竹林を活用した授業の取組みとその成果について報告する。
農村景観の広がる同小学校周辺には、農地・森林に隣接して竹林も分布する。2022年9-11月にかけ、竹林所有者の了解を得て、竹の伐採と竹筒楽器の制作、学習発表会及び地域の文化祭での竹筒楽器演奏(曲は児童自作)、使用済み竹楽器を材料にした竹炭焼きと「リサイクル竹炭」の生成・販売、竹炭の売上金による1/2成人式の費用捻出という一連の活動を実施した。
以上の授業実践を通じ、児童には、音に対するこだわり、様々な物を素材として見る力、環境への働きかけや企画力の高まりを伺わせる言動の変化がみられた。また保護者や教職員からは、活動のストーリー性や身近な素材を活用した素朴な音楽活動に対する肯定的評価を得た。
農村景観の広がる同小学校周辺には、農地・森林に隣接して竹林も分布する。2022年9-11月にかけ、竹林所有者の了解を得て、竹の伐採と竹筒楽器の制作、学習発表会及び地域の文化祭での竹筒楽器演奏(曲は児童自作)、使用済み竹楽器を材料にした竹炭焼きと「リサイクル竹炭」の生成・販売、竹炭の売上金による1/2成人式の費用捻出という一連の活動を実施した。
以上の授業実践を通じ、児童には、音に対するこだわり、様々な物を素材として見る力、環境への働きかけや企画力の高まりを伺わせる言動の変化がみられた。また保護者や教職員からは、活動のストーリー性や身近な素材を活用した素朴な音楽活動に対する肯定的評価を得た。