13:45 〜 14:00
[MGI30-01] ポスト富岳フィージビリティスタディと計算宇宙惑星科学
キーワード:高性能計算 、大規模シミュレーション
スーパーコンピューター富岳は 2020年度に完成・共用開始し、既に3年目にはいる。宇宙惑星科学においても素晴らしい成果をあげてきている一方、様々な問題点も明らかになりつつある。文部科学省においては、2022年度から2年間の予定で「次世代計算基盤に係る調査研究」をスタートした。これは、2028年度から2030年度頃の完成を目指して、富岳後継となるスーパーコンピュータ、すなわち、「ポスト富岳」について、「具体的な性能・機能等について、サイエンス・産業・社会のニーズを明確化し、それを実現可能なシステム等の選択肢を提案する」ものとされている。すなわち、ポスト富岳のフィージビリティスタディである。
実際にシステムを検討・提案する研究調査チームとして、理化学研究所を代表機関とするチームと、神戸大学を代表とするチームの2つが採択された。理研チームは複数のベンダと共同で、多様な可能性を検討する。神戸大学チームは、PFNと共同開発している深層学習向けアクセラレータをベースに、アクセラレータを中心とするシステム構成について検討する。
本講演では、特に宇宙惑星科学からみた富岳の利点・欠点、ポスト富岳に対する技術的な境界条件、さらにそれらを踏まえてポスト富岳システムはどのようなものになるかの検討状況を、神戸大学チームが検討しているアクセラレータベースシステムを中心に紹介したい。
実際にシステムを検討・提案する研究調査チームとして、理化学研究所を代表機関とするチームと、神戸大学を代表とするチームの2つが採択された。理研チームは複数のベンダと共同で、多様な可能性を検討する。神戸大学チームは、PFNと共同開発している深層学習向けアクセラレータをベースに、アクセラレータを中心とするシステム構成について検討する。
本講演では、特に宇宙惑星科学からみた富岳の利点・欠点、ポスト富岳に対する技術的な境界条件、さらにそれらを踏まえてポスト富岳システムはどのようなものになるかの検討状況を、神戸大学チームが検討しているアクセラレータベースシステムを中心に紹介したい。