日本地球惑星科学連合2023年大会

講演情報

[J] オンラインポスター発表

セッション記号 M (領域外・複数領域) » M-IS ジョイント

[M-IS23] 火山学と気象学の融合

2023年5月23日(火) 13:45 〜 15:15 オンラインポスターZoom会場 (9) (オンラインポスター)

コンビーナ:佐藤 英一(気象研究所)、常松 佳恵(山形大学)

現地ポスター発表開催日時 (2023/5/23 17:15-18:45)

13:45 〜 15:15

[MIS23-P07] 高知中西部で2022年7月5日早朝に発生した線状降水帯の偏波レーダーでみられる特徴

中 陽2、*村田 文絵1佐々 浩司1、藤井 虎太朗2 (1.高知大学理工学部、2.高知大学大学院総合人間自然科学研究科)

キーワード:偏波レーダー、大雨

日本では大雨が生じた領域がしばしば線形の形を持つ。そのような準定常の線形の降水システムは日本で災害をもたらす典型的な降水システムのひとつである。他の国で報告が少ないことから,日本固有の降水システムかもしれないと考えられている。2022年7月5日早朝に生じた線状降水帯は高知県中西部に時間雨量91mm, 6時間雨量300mm以上の大雨をもたらし,土砂災害や浸水害が生じた。高知大学のX帯MPレーダーである黒潮レーダーでこの降水システムに対してRHIセクタースキャン観測を実施した。本研究はこのRHI観測から得られる降水システムの内部構造の特徴について発表する。