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[MZZ42-P04] 山陰海岸東部沿岸域における近世~近代石造物に利用される石材
キーワード:近世、近代、石材、燈籠、凝灰岩、山陰海岸
山陰海岸東部、鳥取県東部~京都府北西部の沿岸域の神社・寺院に設置されている石造物、特に燈籠を中心に岩石種及び石材の種類を調査した。この結果、次のようなことが明らかになった。
・岩石種には、花崗岩類、玄武岩、安山岩類、凝灰岩・火山角礫岩類、砂岩、蛇紋岩などが見られた。
・最も多いのは凝灰岩・火山角礫岩で、これらの主な石材は、「御崎石」(兵庫県新温泉町産)、「青井石」(兵庫県豊岡市産)、「久美浜石(久美石)」(京都府京丹後市産)、その他であった。
・これら石材を用いた燈籠の主な分布範囲は、「御崎石」は新温泉町~豊岡市、「青井石」は香美町~豊岡市、「久美浜石(久美石)」は京丹後市久美浜町以東である。時代は近世を中心としたものである。
・近代になると、砂岩(「来待石」)製の燈籠が山陰海岸東部の各地に見られるようになる。
・岩石種には、花崗岩類、玄武岩、安山岩類、凝灰岩・火山角礫岩類、砂岩、蛇紋岩などが見られた。
・最も多いのは凝灰岩・火山角礫岩で、これらの主な石材は、「御崎石」(兵庫県新温泉町産)、「青井石」(兵庫県豊岡市産)、「久美浜石(久美石)」(京都府京丹後市産)、その他であった。
・これら石材を用いた燈籠の主な分布範囲は、「御崎石」は新温泉町~豊岡市、「青井石」は香美町~豊岡市、「久美浜石(久美石)」は京丹後市久美浜町以東である。時代は近世を中心としたものである。
・近代になると、砂岩(「来待石」)製の燈籠が山陰海岸東部の各地に見られるようになる。