日本地球惑星科学連合2023年大会

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[J] 口頭発表

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[O-04] 関東大震災100年。社会の進化は次の災害を乗り越えられるか

2023年5月21日(日) 13:45 〜 15:15 展示場特設会場 (2) (幕張メッセ国際展示場)

コンビーナ:竹内 裕希子(国立大学法人 熊本大学)、和田 章(東京工業大学)、宮地 良典(国立研究開発法人 産業技術総合研究所 地質調査総合センター)、高橋 幸弘(北海道大学・大学院理学院・宇宙理学専攻)、座長:和田 章(東京工業大学)、竹内 裕希子(国立大学法人 熊本大学)

14:20 〜 14:45

[O04-02] 災害に強い社会の構築:都市計画の視点から

★招待講演

*森本 章倫1 (1.早稲田大学)

キーワード:都市計画、コンパクトシティ、人口減少、防災

都市は気候変動に伴う激甚化気象災害に加え、原子力発電所事故、新型感染症も含めた都市空間のグローバルリスクなど、様々なリスクにさらされています。また、わが国では急激な人口減少により多様な都市問題が指摘されており、都市経営に対するリスクについても回避、軽減するための都市政策が必要となっています。
 災害に強い社会を構築するためには、「持続可能な都市空間」の構築とその「空間の賢い利用」の双方を上手に組み合わせることが重要となります。前者は強靭な都市空間を整備するともに、都市をとりまく様々な要素を総合的にマネジメントする必要があります。例えば流域治水では、山地から農地を含めた河川流域、上流部の都市から下流部の都市まで総合的に連携する必要があります。後者は安全性の高い都市空間を賢くシェアする社会システムを構築することです。そのためにはフィジカル空間とサイバー空間の融合も重要です。
 ここでは持続可能な都市モデルとして「コンパクトシティ」を紹介するともに、その構築にむけた都市政策について言及します。また、都市の防災対策やサイバー空間を活用した賢い空間利用について解説します。