日本地球惑星科学連合2023年大会

講演情報

現地ポスター発表

セッション記号 O (パブリック) » パブリック

[O-06] 高校生ポスター発表

2023年5月21日(日) 13:45 〜 15:15 現地ポスター会場 (幕張メッセ展示ホール8)

コンビーナ:原 辰彦(建築研究所国際地震工学センター)、道林 克禎(名古屋大学 大学院環境学研究科 地球環境科学専攻 地質・地球生物学講座 岩石鉱物学研究室)、久利 美和(気象庁)、紺屋 恵子(海洋研究開発機構)

現地ポスター発表開催日時 (2023/5/21 13:45-15:15)

13:45 〜 15:15

[O06-P04] 月食時の月の明るさの研究~月食とエアロゾルの関連性を中心に~

*荒木 珠花1、*岡村 咲香1、吉満 楓1、田方 莉瑚1、古江 悠真1、山神 聖矢1 (1. 鹿児島県立国分高等学校)

キーワード:月食、ダンジョンスケール、エアロゾル


我々は2021年と2022年の月食をそれぞれ観測した。2021年の月食は,月食前の8月に噴火した福徳岡ノ場火山による噴煙の影響が予想され,ダンジョンスケールL=1~2の暗い月食を予想したが,実際はL=3と明るくなった。また,2022年の月食は,月食前の1月に噴火したトンガ火山による噴煙の影響が予想されたが,調べると成層圏にはエアロゾルの滞留はなく,月食時の月の明るさは暗くならないと予想した。実際にこの月食を観測すると,月の明るさはL=2とやや暗かった。この2つの月食の見え方の違いについて,その原因を考察した。