日本地球惑星科学連合2023年大会

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現地ポスター発表

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[O-06] 高校生ポスター発表

2023年5月21日(日) 13:45 〜 15:15 現地ポスター会場 (幕張メッセ展示ホール8)

コンビーナ:原 辰彦(建築研究所国際地震工学センター)、道林 克禎(名古屋大学 大学院環境学研究科 地球環境科学専攻 地質・地球生物学講座 岩石鉱物学研究室)、久利 美和(気象庁)、紺屋 恵子(海洋研究開発機構)

現地ポスター発表開催日時 (2023/5/21 13:45-15:15)

13:45 〜 15:15

[O06-P17] 私たちの言葉残せますか?伊豆方言の調査と実態

*進士 実花子1、*土屋 奈織子1、土屋 巧海1、髙田 陽斗1、柚田 唯生1、村上 遼1、吉田 亮祐1 (1. 静岡県立下田高等学校)

キーワード:方言、人文地理学、日本語、伊豆半島、クラスター分析


学校・放送・新聞などで広く用いられる標準語とは別に、日本では各地に様々な方言が存在する。海と山の幸の両方に身近な伊豆半島で育った私たちは、静岡県下の近隣2市5町(下田市・伊東市・東伊豆町・河津町・南伊豆町・松崎町・西伊豆町)の住人976人を対象にして、地元の方言32語の認知度を調査した。近さをユークリッド距離で定義し、階層クラスター分析をしたところ、方言の認知パターンは、下田市と南伊豆町が最も似通っていて、伊東市は離れていること、伊豆半島の西海岸には東海岸とは異なるクラスターがあることが判明した。ここでは、さらに蛇石峠やバサラ峠といった地形、産業および行政史に基づく考察を報告する。