日本地球惑星科学連合2023年大会

講演情報

現地ポスター発表

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[O-06] 高校生ポスター発表

2023年5月21日(日) 13:45 〜 15:15 現地ポスター会場 (幕張メッセ展示ホール8)

コンビーナ:原 辰彦(建築研究所国際地震工学センター)、道林 克禎(名古屋大学 大学院環境学研究科 地球環境科学専攻 地質・地球生物学講座 岩石鉱物学研究室)、久利 美和(気象庁)、紺屋 恵子(海洋研究開発機構)

現地ポスター発表開催日時 (2023/5/21 13:45-15:15)

13:45 〜 15:15

[O06-P32] 小型宇宙線検出器を用いた超高エネルギー宇宙線探索

*松下 千穂里1、*中井 莉世1、*永田 仁希1、齋藤 隆太2、田中 香津生3 (1. 女子学院高等学校、2. 東北大学、3. 早稲田大学)

キーワード:宇宙線、超高エネルギー宇宙線


本研究の目的は、小型宇宙線検出器であるCosmic Watchを複数台使用し、大気シャワーを測定することである。 まず、2台のCosmic Watchの距離を数十cmオーダーで変化させて測定を行った。測定データの解析で単位時間あたりの2つの検出器に同時に到来したイベント数の距離依存性を調べたところ、距離を離すにつれて減少傾向が見られた。 これは大気シャワーではなく2台の検出器を横から通り抜ける宇宙線の影響であると判断した。この横から通り抜ける宇宙線の影響を減らすため、検出器を2台重ねたものを2セット用意し、宇宙線が来る方向を鉛直上方向に限定して同様の実験を現在行っている。