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[O06-P34] 山から近い避難場所の安全性の検証
キーワード:土石流、ハザードマップ、土砂濃度
ここ数年の間、記録的豪雨の日に土砂災害が起きる事例が多発している。本研究では土石流に着目し、ハザードマップが想定する土石流による被害規模が正しいのか、検証することを目的とする。土石流は、流動性を持った大量の土砂と水が時速20〜40 km/hで流れ、家屋や畑を一瞬にして壊滅させるパワーを持つ。札幌市内には土石流が発生した前例があることから、札幌市やその近郊で死者のでる規模のものが起きるのではないかと考察する。ハザードマップ作成において、土石流に対する危険区域は、勾配が2°以上の地点で区切られている。ゆえに、ハザードマップが想定する土石流の被害と、避難場所の安全性を明らかにしようとした。