10:45 〜 12:15
[PPS07-P30] 太陽系天体若手研究会の開催報告ー惑星科学コミュニティの持続的な発展に向けてー
キーワード:若手、コミュニティ、研究会
本発表ではコロナ禍において我々が開催したオンライン研究会である太陽系天体若手研究会(以下,SSBW)についての活動報告とそこから考えられる惑星科学コミュニティのあり方の提示をおこなう.
専門分野の細分化が進展しつつある近年において,包括的に惑星科学を学習することは自身の研究を見つめ直し成長させる上で非常に重要である.SSBWでは太陽系天体を対象に,学部生や修士課程の大学院生を含む若手研究者が同年代の研究者の発表を聞き,議論することで広く惑星科学を学習する機会を作ることを目的とした.また,過去数年間はオンライン学会が主流になっていたため,学会や研究会で意見交換や交流をおこなったことのない学生も少なくない.このことを考慮し,SSBWでは議論の時間を1セッションあたり15分から20分間取り,参加者同士の交流を促進することにも注目した.講演時間は1人あたり5分から20分,開催時期は11月におこなった.
開催時はSSBW2021,2022ともに60人以上の参加登録と20人以上の発表者になり,講演中も講演中も常時20~50人程度拝聴者がいるような学生主体の研究会にしては比較的規模の大きなものになった.議論時間では教員,学生問わず様々な意見が飛び交った.また,2021年には2人,2022年には3人の招待講演を企画し,それによる議論もかなり活発であった.SSBW2022終了後のアンケートによるとSSBWの(1)講演時間,(2)議論・交流,および(3)研究会全体はどれも参加者にとって満足のいくものとなっており,これらの項目全てにおいて回答者全員が満足と答えた.一方で,(4)開催日が適切でないと回答した参加者も全体の6%いた.アンケートには年末に向けた準備のためあまり参加できなかったというコメントもあり,今後の開催日の検討に繋げたい.
このようなオンライン研究会は気軽に参加でき,議論や交流も容易いため,今後の惑星科学コミュニティの発展につながることが期待される.この経験は運営をおこなった学生が今後,JpGUなどで司会・進行を行う際にも役立つであろう.また,この研究会はオンラインで開催したため,運営の負担が現地開催と比較して非常に少ない.運営メンバーの研究活動への負担が少ないことは,持続可能なコミュニティの形成に重要である.本発表をきっかけに,今後の惑星科学コミュニティの発展に向けたご意見をいただきたい.
専門分野の細分化が進展しつつある近年において,包括的に惑星科学を学習することは自身の研究を見つめ直し成長させる上で非常に重要である.SSBWでは太陽系天体を対象に,学部生や修士課程の大学院生を含む若手研究者が同年代の研究者の発表を聞き,議論することで広く惑星科学を学習する機会を作ることを目的とした.また,過去数年間はオンライン学会が主流になっていたため,学会や研究会で意見交換や交流をおこなったことのない学生も少なくない.このことを考慮し,SSBWでは議論の時間を1セッションあたり15分から20分間取り,参加者同士の交流を促進することにも注目した.講演時間は1人あたり5分から20分,開催時期は11月におこなった.
開催時はSSBW2021,2022ともに60人以上の参加登録と20人以上の発表者になり,講演中も講演中も常時20~50人程度拝聴者がいるような学生主体の研究会にしては比較的規模の大きなものになった.議論時間では教員,学生問わず様々な意見が飛び交った.また,2021年には2人,2022年には3人の招待講演を企画し,それによる議論もかなり活発であった.SSBW2022終了後のアンケートによるとSSBWの(1)講演時間,(2)議論・交流,および(3)研究会全体はどれも参加者にとって満足のいくものとなっており,これらの項目全てにおいて回答者全員が満足と答えた.一方で,(4)開催日が適切でないと回答した参加者も全体の6%いた.アンケートには年末に向けた準備のためあまり参加できなかったというコメントもあり,今後の開催日の検討に繋げたい.
このようなオンライン研究会は気軽に参加でき,議論や交流も容易いため,今後の惑星科学コミュニティの発展につながることが期待される.この経験は運営をおこなった学生が今後,JpGUなどで司会・進行を行う際にも役立つであろう.また,この研究会はオンラインで開催したため,運営の負担が現地開催と比較して非常に少ない.運営メンバーの研究活動への負担が少ないことは,持続可能なコミュニティの形成に重要である.本発表をきっかけに,今後の惑星科学コミュニティの発展に向けたご意見をいただきたい.