日本地球惑星科学連合2023年大会

講演情報

[J] オンラインポスター発表

セッション記号 S (固体地球科学) » S-CG 固体地球科学複合領域・一般

[S-CG52] 海洋底地球科学

2023年5月24日(水) 13:45 〜 15:15 オンラインポスターZoom会場 (6) (オンラインポスター)

コンビーナ:沖野 郷子(東京大学大気海洋研究所)、田所 敬一(名古屋大学地震火山研究センター)

現地ポスター発表開催日時 (2023/5/23 17:15-18:45)

13:45 〜 15:15

[SCG52-P25] 淡青丸KT94-10, KT98-19航海で九州パラオ海嶺北部より採取された火山岩のSr, Nd, Pb同位体比

*原口 悟1石井 輝秋2 (1.東京大学地震研究所、2.静岡大学防災総合センター)

キーワード:九州パラオ海嶺、Sr, Nd, Pb同位体比、大陸棚延伸、地球化学データセット

海洋研究所淡青丸KT94-10 (1994年), KT98-19(1998年)両航海で、九州パラオ海嶺の最北端から北緯28度付近までの各海山からドレッジを用いて基盤岩採取調査を行った。両調査航海では、駒橋第二海山よりトーナライトが採取された(Haraguchi et al., 2003)他、その他海山から玄武岩質から安山岩質の火山岩が採取された。これらの火山岩は、主要、微量元素の分析結果をHaraguchi et al. (2012, CMP)で報告している。一方、両航海の調査範囲よりも南の九州パラオ海嶺及び四国海盆、大東海嶺群等周辺海域は石油ガス・金属鉱物資源機構(現:エネルギー・金属鉱物資源機構;JOGMEC)による大陸棚延伸に関連する調査が主に2000年台に行われ、基盤岩の化学分析がIshizuka et al. (2011)等で報告されている。これらの大陸棚延伸関連の分析では、Sr, Nd, Pb同位体比も分析しているのに対して、Haraguchi et al. (2012)では同位体比分析は未着手であった。そこで、これらの大陸棚延伸関連調査のデータセットに水準を合わせるべく、九州パラオ海嶺北部火山岩の同位体比分析を行なった。本報告では、これらの同位体比を比較し、九州パラオ海嶺北部の地質を改めて考察したい。

全岩化学組成、同位体比分析にあたりご協力いただいた東大地震研・外西奈津美様、坂田周平先生、学習院大学・大野剛先生に感謝いたします。

Fig. 1 本州南方海域(a)及び九州パラオ海嶺北部の地図(b)。大陸棚延伸関連調査(Ishizuka et al., 2011等)、KT94-10, KT98-19航海調査点(Haraguchi et al., 2011)を記入。