日本地球惑星科学連合2023年大会

講演情報

[J] オンラインポスター発表

セッション記号 S (固体地球科学) » S-CG 固体地球科学複合領域・一般

[S-CG54] 地殻表層の変動・発達と地球年代学/熱年代学の応用

2023年5月25日(木) 15:30 〜 17:00 オンラインポスターZoom会場 (5) (オンラインポスター)

コンビーナ:長谷部 徳子(金沢大学環日本海域環境研究センター)、末岡 茂(日本原子力研究開発機構)、伊藤 久敏(財団法人電力中央研究所)、田上 高広(京都大学大学院理学研究科)

現地ポスター発表開催日時 (2023/5/25 17:15-18:45)

15:30 〜 17:00

[SCG54-P07] 白雲母を用いたアルファリコイルトラックの形成実験とそのアニーリング特性

中島 大輝1、飯沼 勇人2、高宮 幸一2、横山 明彦1、山田 記大1、*長谷部 徳子1 (1.金沢大学、2.京都大学)

キーワード:アルファリコイルトラック、アニーリング特性、白雲母

238U, 235U, 232Thはアルファ線を発して安定は鉛に壊変する。その際に娘核種が反跳して生じる損傷がアルファリコイルトラック(ART)である。放射性元素の壊変定数が既知であればARTの個数とウランとトリウムの濃度を測定することにより,ARTが蓄積して以来の年代を計算できる。
本研究の目的は,将来的に様々な鉱物におけるARTの挙動を理解することに活用できるよう,白雲母を用いて鉱物表面に人工的にARTを形成する方法を確立することである。また,白雲母表面に形成されたARTのアニール特性についても調査した。