15:30 〜 17:00
[SGD01-P01] 富士山における2台のFG5による絶対重力測定(2022年9月)-相対重力計検定ラインの構築およびFG5の器差検定-
キーワード:富士山、絶対重力測定、器差
2022年9月,富士山において,2台のFG5絶対重力計(シリアルナンバー#109および#241)を用いて絶対重力測定を行なった.まず,2台の重力計を山麓および5合目の測定点に設置して同時に稼働させ,各点における重力値を決定した.次に,2台の重力計を用いた比較測定を山麓の点において行い,相対的な器差を検定した.以上の結果をあわせて,2地点間の重力差を精密に決定した.決定された重力差は,床面から130cmの位置において(294,745.03 ± 0.25) µGal,床面において(294,656.04 ± 4.13) µGalであった.このことにより,相対重力計の感度検定にとって有用な測線を構築することができた.