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[SRD24-P05] 超小型衛星およびドローンによる多波長リモートセンシング活用にむけた各種地上計測法の開発
キーワード:分光器、スペクトルライブラリー、超小型衛星、ドローン
我々は、多波長のマルチバンドカメラやハイパーセンサーを搭載した超小型衛星やドローンの画像を解釈するために、地上計測したスペクトルデータこそが重要であるという認識のもと、地上で効率よくスペクトル情報データベース(スペクトルライブラリー)を作成するためのコンパクト分光器を開発してきた。さらに、この分光器を5-9mのポールに搭載し、360度方位角、90度の仰角をそれぞれ5-10度間隔で計測し、半径40m程度の範囲の可視光領域のスペクトル画像を撮影し、実際のスペクトルマッピングを達成した。これらを基に、ドローンや衛星を飛ばす前に予め地質や資源のインデタイズの精度を確かめることや、そのデータを利用したインデックスの創成、撮影角度・方位によるスペクトルの違いを確認できる。
また、これらを活用する段階で、上記と同様に全ての色を撮影すると、データ量とコストが高くなってしまい、結局は多波長スペクトル撮影の利点を活かせない。そこで、我々は、対象とする物体を効率よく判別できる4色の組み合わせをスペクトルライブラリーから抽出し、その四バンドのフィルターを搭載したカメラを開発した。これをドローンに搭載することにより、多波長の画像撮像コストを1/20にまで削減することができ、さまざまな分野において精度高くドローン撮像データが活用できる世界が視野に入ってきた。
また、これらを活用する段階で、上記と同様に全ての色を撮影すると、データ量とコストが高くなってしまい、結局は多波長スペクトル撮影の利点を活かせない。そこで、我々は、対象とする物体を効率よく判別できる4色の組み合わせをスペクトルライブラリーから抽出し、その四バンドのフィルターを搭載したカメラを開発した。これをドローンに搭載することにより、多波長の画像撮像コストを1/20にまで削減することができ、さまざまな分野において精度高くドローン撮像データが活用できる世界が視野に入ってきた。