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[U12-P02] 日本地球化学会Geochemical Journalのオープンアクセス化と今後の試み
キーワード:Geochemical Journal、オープンアクセス、リニューアル
Geochemical Journalは、地球化学・宇宙化学のオリジナル研究論文を掲載する日本地球化学会が出版する国際誌です。1966年に創刊され,その歴史は55年を超えます。Geochemical Journalが対象とする分野は,宇宙化学、鉱物・岩石化学、火山・熱水化学、同位体地球化学・年代学、大気化、水圏・海洋化学、有機地球化学、環境化学などです。論文カテゴリーとしては,Articles,Notes,Invited Reviews,Express Letters,Data,Critical Commentsがあり,国際的にデータを公表する需要の高まりに伴い,Dataカテゴリーが2020年に新設されました。日本人,外国人ほぼ同数で,合わせて40人前後の編集委員によって,投稿された論文のハンドリングを行っています。
2022年1月にオープンアクセスジャーナルとして大幅なリニューアルを行い,新しいホームページを立ち上げました(図1: https://geochemical-journal.jp/)。オープンアクセスになったため,Geochemical Journalの論文は,世界中すべての人に読んでいただけるようになりました。論文本文およびpdfファイルは,すべてJ-STAGEのプラットフォームで公開しています(https://www.jstage.jst.go.jp/browse/geochemj/)。
オープンアクセスジャーナルになることに伴い,Article Processing Charge (APC)が著者に課されることになりました。詳しくはHPをご覧ください(https://geochemical-journal.jp/pages/view/guide#section8)。2023年末まで,リニューアル特別割引を実施しております。会員割引の設定もあり,学生はAPC無料となります。ぜひこの機会にご投稿ください。
紙面も大幅にリニューアルしました。本文中で図表,参照文献にリンクが貼られ,論文リストからはオリジナルの論文にリンクが貼られています。1ページ目の最下部には,「クリエイティブ・コモンズ」の,著作権表示がされており,著作権者の許可する範囲内であれば自由にコンテンツを使用できます。
Geochemical Journalの編集委員会では,2020年から原稿投稿から最終決定までの期間を短くする努力を行ってきました。2022年は9.6週間となっており,地球化学関連の国際的なジャーナルの中ではトップクラスの速さになっております。
また,編集委員による投票により前年に出版された論文の中から,最も重要な論文として推薦された論文をついて,学会の委員会,理事会を経て,Geochemical Journal Awardを授与しています。受賞者はその年のGoldschmidt会議で盾と賞状を授与され,同会議のセッションで受賞講演を行うことができます。また,副賞として10万円の賞金,次の論文投稿の際のAPC無料特典が与えられます。また,2023年から学生論文賞を設け,優秀な学生論文に与えられます。
リニューアルに伴い,HP上では作者が作成したGraphic abstractを表示しています。さらに,新着論文をGraphic abstractとともにメールで配信を行っています。配信直後にHPへのアクセスが確実に増えており,配信をきっかけに論文を見る読者が多いことを示しています。
今後1年以内にMost Cited Awardを設立する予定です。また,信頼できるオープンアクセスジャーナルであることの証である,Directory of Open Access Journals (DOAJ)への掲載申請の準備をしています。さらに,インパクトファクターの向上を目指し,特集号の企画を引き続き進めています。みなさんの研究成果を公表する場として,Geochemical Journalを利用していただけるよう,様々な試みを引き続き行っていきます。ぜひご投稿ください。
2021年末まで出版を委託していたテラ学術図書出版との契約を終了しましたが,テラ学術図書出版には長きにわたって出版業務を担っていただいたことに深く感謝します。また,JSTのジャーナルコンサルティングに採択され,オープンアクセスの準備とジャーナルのプレゼンスを上げるための方策について,コンサルティング会社のINLEXIO社にはお世話になりました。特にInstructions to Authors (https://geochemical-journal.jp/pages/view/guide) の作成については重要なアドバイスを多数いただきました。ここに感謝します。また,新HPの製作には株式会社ノイエカ,新紙面の製作には中西印刷株式会社にお世話になりました。感謝いたします。
2022年1月にオープンアクセスジャーナルとして大幅なリニューアルを行い,新しいホームページを立ち上げました(図1: https://geochemical-journal.jp/)。オープンアクセスになったため,Geochemical Journalの論文は,世界中すべての人に読んでいただけるようになりました。論文本文およびpdfファイルは,すべてJ-STAGEのプラットフォームで公開しています(https://www.jstage.jst.go.jp/browse/geochemj/)。
オープンアクセスジャーナルになることに伴い,Article Processing Charge (APC)が著者に課されることになりました。詳しくはHPをご覧ください(https://geochemical-journal.jp/pages/view/guide#section8)。2023年末まで,リニューアル特別割引を実施しております。会員割引の設定もあり,学生はAPC無料となります。ぜひこの機会にご投稿ください。
紙面も大幅にリニューアルしました。本文中で図表,参照文献にリンクが貼られ,論文リストからはオリジナルの論文にリンクが貼られています。1ページ目の最下部には,「クリエイティブ・コモンズ」の,著作権表示がされており,著作権者の許可する範囲内であれば自由にコンテンツを使用できます。
Geochemical Journalの編集委員会では,2020年から原稿投稿から最終決定までの期間を短くする努力を行ってきました。2022年は9.6週間となっており,地球化学関連の国際的なジャーナルの中ではトップクラスの速さになっております。
また,編集委員による投票により前年に出版された論文の中から,最も重要な論文として推薦された論文をついて,学会の委員会,理事会を経て,Geochemical Journal Awardを授与しています。受賞者はその年のGoldschmidt会議で盾と賞状を授与され,同会議のセッションで受賞講演を行うことができます。また,副賞として10万円の賞金,次の論文投稿の際のAPC無料特典が与えられます。また,2023年から学生論文賞を設け,優秀な学生論文に与えられます。
リニューアルに伴い,HP上では作者が作成したGraphic abstractを表示しています。さらに,新着論文をGraphic abstractとともにメールで配信を行っています。配信直後にHPへのアクセスが確実に増えており,配信をきっかけに論文を見る読者が多いことを示しています。
今後1年以内にMost Cited Awardを設立する予定です。また,信頼できるオープンアクセスジャーナルであることの証である,Directory of Open Access Journals (DOAJ)への掲載申請の準備をしています。さらに,インパクトファクターの向上を目指し,特集号の企画を引き続き進めています。みなさんの研究成果を公表する場として,Geochemical Journalを利用していただけるよう,様々な試みを引き続き行っていきます。ぜひご投稿ください。
2021年末まで出版を委託していたテラ学術図書出版との契約を終了しましたが,テラ学術図書出版には長きにわたって出版業務を担っていただいたことに深く感謝します。また,JSTのジャーナルコンサルティングに採択され,オープンアクセスの準備とジャーナルのプレゼンスを上げるための方策について,コンサルティング会社のINLEXIO社にはお世話になりました。特にInstructions to Authors (https://geochemical-journal.jp/pages/view/guide) の作成については重要なアドバイスを多数いただきました。ここに感謝します。また,新HPの製作には株式会社ノイエカ,新紙面の製作には中西印刷株式会社にお世話になりました。感謝いたします。