09:00 〜 09:15
セッション情報
[J] 口頭発表
セッション記号 S (固体地球科学) » S-CG 固体地球科学複合領域・一般
[S-CG51] ハイブリッド年代学 -多次元年代データ時代の到来-
2024年5月29日(水) 09:00 〜 10:15 202 (幕張メッセ国際会議場)
コンビーナ:仁木 創太(名古屋大学宇宙地球環境研究所年代測定研究部)、伊藤 健吾(東京大学)、坂田 周平(東京大学地震研究所)、岩野 英樹(東京大学附属地殻化学実験施設)、座長:伊藤 健吾(東京大学)、岩野 英樹(東京大学附属地殻化学実験施設)
質量分析法の技術革新に伴い年代測定の迅速化が進展し、殊にジルコンU-Pb年代に関して高精度データが充実しつつある。しかしながら、膨大な高精度年代データを我々は十分に活用できているだろうか?ジルコン年代データを駆使した地質現象の解明には、年代データと野外調査や岩石学に基づく地質学データ、もしくは微量元素・同位体組成に基づく地球化学データの多次元的な結合が必要である。そこで年代測定と並行した地質学・地球化学データの高速取得が重要であり、例えば元素イメージング分析法の改良が急務である。
その一方、ジルコンが記録媒体となる地質現象には限りがあり、年代測定法の対象物質・適用年代範囲を拡張することも年代データの多次元化において不可欠な方向性である。様々な鉱物の年齢が有する意味を考え、新たな年代測定法に挑戦することは地質現象のメカニズムを解明する突破口となる。
以上の論点を踏まえ、本セッションでは様々な年代測定法、様々な物質によりもたらされる知見を結合するハイブリッド年代学を提案する。年代学に関するあらゆる側面からの研究発表を歓迎し、新たな挑戦から地質現象の解明を目指す契機・議論の場にしたい。
09:15 〜 09:30
*沢田 輝1,2、大柳 良介3,2、仁木 創太4、吉田 一貴5、長田 充弘6、平田 岳史4、岡本 敦5 (1.富山大学、2.海洋研究開発機構、3.国士舘大学、4.東京大学、5.東北大学、6.日本原子力研究開発機構)
09:30 〜 09:45
09:45 〜 10:00
*羽田 裕貴1、岩野 英樹2、檀原 徹2、平田 岳史3、細井 淳1、久保田 好美4、中谷 是崇1、岡田 誠5 (1.産業技術総合研究所地質調査総合センター、2.(株)京都フィッション・トラック、3.東京大学大学院理学系研究科附属地殻化学実験施設、4.国立科学博物館、5.茨城大学理学部)
10:00 〜 10:15
*岩野 英樹1,2、仁木 創太1、浅沼 尚3、坂田 周平4、折橋 裕二5、平田 岳史1 (1.東京大学地殻化学実験施設、2.(株) 京都フィッション・トラック、3.京都大学人間・環境学研究科、4.東京大学地震研究所、5.弘前大学理工学研究科)