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[ACG45-P05] 航空機搭載偏波レーダによる台風観測シミュレーション(4)
キーワード:航空機観測、台風観測、偏波レーダ
これまで3回の発表において航空機搭載レーダによる台風の観測可能性について、数値気象シミュレーションデータを用いて二重偏波レーダの観測シミュレーションを行い、観測の可能性を示すとともに、限られた観測時間での観測範囲の確保に課題があることを示し、降水強度のリトリーバルアルゴリズムにおいて、地表(海)面散乱を拘束条件として活用できる可能性を報告した。その後、新たにこれまでの観測シミュレーションで降雪のZが大きく現れる課題への取り組んだほか、これまでのXバンドの観測に加えてKu, Ka, Wバンドに拡張して周波数間の違いを確認した。特に、直下観測に注目してドップラー速度への水平風の漏れ込みの評価を行い、航空機の姿勢による影響が大きいことがわかった。