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[HCG21-04] IMS高崎放射性核種監視観測所に設置された希ガス観測装置のSAUNA IIIへのアップグレード
キーワード:CTBT、CTBT International Monitoring System、SAUNA system
JAEAは、包括的核実験禁止条約(CTBT)に係る国際監視制度(IMS)の一環として、高崎放射性核種監視観測所(RN38)を運用している。RN38には粒子状放射性核種観測装置と希ガス観測装置が設置されている。JPX38(SAUNA-II)は北朝鮮の最初の核実験が行われた後の2006年12月にRN38に設置された。JPX38は2023年5月にデータの時間分解能が短縮されるなど性能が向上した最新型のSAUNA装置(SAUNA-III)へアップグレードされ、2023年6月から現在にかけて、JAEA、CTBT機関準備委員会及びSAUNA装置の開発メーカーが協力してJPX38の再認証取得のためのプロセスを実施している。本報告では、SAUNA-IIIへのアップグレード作業と試運転状況について報告する。