14:45 〜 15:00
[HCG26-04] インド北西部における稲わら焼きの環境影響を解明するローコストな大気計測器(PM2.5, CO and O3) の32台のネットワーク観測網の開発・設置とその観測結果
キーワード:農業残渣焼却、PM2.5、インド、大気計測、小型センサ、Aakash
総合地球環境学研究所のアーカシュ(Aakash)プロジェクト(FY2020-FY2024)は、インド北部における稲わらの燃焼問題に対処し、きれいな空気、公衆衛生、持続可能な農業を実現することを目的としている。デリー首都圏の大気汚染に対する稲わら焼却の影響を定量的に評価し、稲わら焼きから発生する大気汚染物質の広域分布を把握することで科学的根拠を明らかにする。稲わら焼きに起因する周囲の PM2.5 およびその他の汚染物質レベルを観察するために、小型大気質監視装置 (CUPI-G と名付けた) の多数を対象地域の農村部に設置した。パンジャーブ州からニューデリーまでの広域の400km×200kmの広範囲に32台のCUPI-Gをグリッド状に設置した。通常の公共大気観測地点は大都市の中心部にあり、局所的に高い汚染物質の放出に影響されると考えられる。CUPI-Gは農村地帯に設置しているので比較的広範囲の濃度を比較的均一な感度の装置で測定することができる。各観測点のデータは携帯電話回線を通じてリアルタイムで毎日取得することができる。本発表では使用した小型装置について説明する。この観測ネットワークを用いて2022年および2023年10-11月に稲わら焼きによる高濃度なPM2.5およびCOが観測され、パンジャーブ州・ハリヤーナ州でのわら焼きでの放出からデリー首都圏までに広がり輸送される様子をリアルタイムで観測することができた。その結果を大気化学輸送モデルで解析しており、本セッションの別の発表で紹介する。
[謝辞」本研究は総合地球環境学研究所Project No.14200133(Aakash)の研究援助を受けている。2022年と2023年の集中フィールドキャンペーンは、インドのCIPTの支援を受けて実施した。また、以下の方々の支援に感謝する:久慈誠, 村松加奈子, 今須良一, Anamika Ananda, Ardhi A. Arbain, Ravindra Khaiwal, Sanjeev Bhardwaj, Sahil Kumar, Sahil Mor, Surendra K. Dhaka, A. P. Dimri, Aka Sharma, Narendra Singh, Manpreet S. Bhatti, Rekha Yadav, Kamal Vatta, Suman Mor, 山崎高幸, 岡本渉.
[参考文献]
[1] Singh, T., et al., Scientific Reports (2023) https://doi.org/10.1038/s41598-023-39471-1
[謝辞」本研究は総合地球環境学研究所Project No.14200133(Aakash)の研究援助を受けている。2022年と2023年の集中フィールドキャンペーンは、インドのCIPTの支援を受けて実施した。また、以下の方々の支援に感謝する:久慈誠, 村松加奈子, 今須良一, Anamika Ananda, Ardhi A. Arbain, Ravindra Khaiwal, Sanjeev Bhardwaj, Sahil Kumar, Sahil Mor, Surendra K. Dhaka, A. P. Dimri, Aka Sharma, Narendra Singh, Manpreet S. Bhatti, Rekha Yadav, Kamal Vatta, Suman Mor, 山崎高幸, 岡本渉.
[参考文献]
[1] Singh, T., et al., Scientific Reports (2023) https://doi.org/10.1038/s41598-023-39471-1