17:15 〜 18:45
[HDS09-P06] 震度データ解析支援ソフトウェアの開発
キーワード:震度データ、統計解析
気象庁震度データは, 1919年からの地震の記録を集めたデータベースである. 防災には先人の知恵(例えば, 「津波はてんでんこ」)とともに, 過去のデータから学ぶことも重要であろう. 本プロジェクトでは, この震度データベースの解析を支援するソフトウェアを開発する.
震度データ(https://www.data.jma.go.jp/svd/eqev/data/bulletin/shindo.html)を 1) 観測地点毎のデータファイルに組み直す. 2) 観測地点のデータ(メタデータ)を整理し, 先行・後継観測地点をまとめてひとつの地点とする(データベース上で(旧), (旧2)などが付された観測点をまとめた.
以下, データ解析ソフトウェアについて記す. ユーザーが観測点を選ぶと, 画面上に先行・後継観測点一覧がそれぞれの観測開始日観測終了日とともに表示され, それらの地点での震度―頻度(対数)関係が図上にプロットされる. メニュー上で観測期間を選べ, 複数の観測期間の震度―頻度関係を同じ図上にプロットできる. これらのグラフから回帰直線を引き, 震度6強あるいは震度7の地震の予測発生頻度を算出し画面に表示させることができる. このようにして, ユーザーは, 各観測点での大地震発生頻度を自ら予測することができる. これは, 地方自治体等において防災計画を立てるときに参考になると考えられる. 現時点で解析できるのは, 震度―頻度関係だけであるが, 今後, 余震・群発地震の効果の補正機能, 地震発生の経時グラフや, 地震間の間隔の分布のグラフなどの機能も付け加えるつもりである.
発表日までに, 本プログラムは Github https://github.com/takuyakawanishi/eqanalysis 上に公開する. これにより, Pythonが使える人であれば, ダウンロードして動かすことができるようになる. さらに, コンテナ化によってパソコン上で動作するソフトとして公開する. これによって, Python が使えないユーザーにも対応できる. さらに, もし需要があればwebアプリとして公開する.
震度データ(https://www.data.jma.go.jp/svd/eqev/data/bulletin/shindo.html)を 1) 観測地点毎のデータファイルに組み直す. 2) 観測地点のデータ(メタデータ)を整理し, 先行・後継観測地点をまとめてひとつの地点とする(データベース上で(旧), (旧2)などが付された観測点をまとめた.
以下, データ解析ソフトウェアについて記す. ユーザーが観測点を選ぶと, 画面上に先行・後継観測点一覧がそれぞれの観測開始日観測終了日とともに表示され, それらの地点での震度―頻度(対数)関係が図上にプロットされる. メニュー上で観測期間を選べ, 複数の観測期間の震度―頻度関係を同じ図上にプロットできる. これらのグラフから回帰直線を引き, 震度6強あるいは震度7の地震の予測発生頻度を算出し画面に表示させることができる. このようにして, ユーザーは, 各観測点での大地震発生頻度を自ら予測することができる. これは, 地方自治体等において防災計画を立てるときに参考になると考えられる. 現時点で解析できるのは, 震度―頻度関係だけであるが, 今後, 余震・群発地震の効果の補正機能, 地震発生の経時グラフや, 地震間の間隔の分布のグラフなどの機能も付け加えるつもりである.
発表日までに, 本プログラムは Github https://github.com/takuyakawanishi/eqanalysis 上に公開する. これにより, Pythonが使える人であれば, ダウンロードして動かすことができるようになる. さらに, コンテナ化によってパソコン上で動作するソフトとして公開する. これによって, Python が使えないユーザーにも対応できる. さらに, もし需要があればwebアプリとして公開する.