日本地球惑星科学連合2024年大会

講演情報

[J] ポスター発表

セッション記号 H (地球人間圏科学) » H-GG 地理学

[H-GG01] 地誌学再考

2024年5月26日(日) 17:15 〜 18:45 ポスター会場 (幕張メッセ国際展示場 6ホール)

コンビーナ:木本 浩一(関西学院大学 ハンズオン・ラーニングセンター)、手代木 功基(金沢大学)

17:15 〜 18:45

[HGG01-P01] いま、なぜ、地誌学なのか

*木本 浩一1 (1.関西学院大学 ハンズオン・ラーニングセンター)

キーワード:地誌学、インド、高等教育、リベラル・アーツ

人間と自然の関係の学と言われた地理学において、地誌学は常に問われる課題であり続けた。地理学は地誌学として成立する学問である、と。しかしながら、地理学の科学化・細分化の中で、地誌学とは何か、地誌学としての地理学とは何か、といった問いすらも聞かれることがなくなった。
このことは、一人地理学に留まらず、人間的事象を考察の対象とする科学の側においても、共有される課題である。
近年、学際的な研究が要請される中で、以上のような課題への見通しを立てようとする試みは、理論的な意味もさることながら、実践的な意味を持つ。
本研究では、論理実証的な調査研究において地誌学が直面した課題を経年的に整理し、森林研究における地誌学的な研究の意味、そもそも研究者が育つ基盤とも言える高等教育の現場で、地誌学的な実践がいかなる教育的な意味を持ちうるのかを、具体的な事例を挙げながら検討してみたい。