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[MGI27-P05] 日本学術会議国際サイエンスデータ分科会の活動について
キーワード:日本学術会議、サイエンスデータ、CODATA、WDS、国際対応
学術研究活動により生産されるサイエンスデータは、科学研究の推進だけでなく、科学に基づく社会的な意思決定や合意形成の基盤となるため、多面的な重要性を持つ。しかるに、サイエンスデータに関連する国内外の活動は、国際学術会議(ISC)に代表される国際組織から国内の学協会、研究機関、あるいは科学政策の策定や支援に携わる政府機関・資金提供機関支援等の多岐に渡っている。これらを俯瞰的に議論し、サイエンスデータの基盤構築・発信・活用に関わる諸組織の国際的な連携を推進するために、日本学術会議は、分野別委員会の一つである情報学委員会の下に国際サイエンスデータ分科会を設置している。この分科会は、国際的視点でのサイエンスデータ活動のあり方にかかる審議を行うとともに、ISCが直轄する科学技術データ委員会(CODATA)と世界データシステム(WDS)という2つの国際組織の活動に対応する役割を果たしている。本発表では、本分科会の活動を紹介した上で、国際サイエンスデータをめぐる現状の諸課題と今後の展望について議論したい。