日本地球惑星科学連合2024年大会

講演情報

[J] 口頭発表

セッション記号 M (領域外・複数領域) » M-GI 地球科学一般・情報地球科学

[M-GI30] 情報地球惑星科学と大量データ処理

2024年5月31日(金) 13:45 〜 15:00 201B (幕張メッセ国際会議場)

コンビーナ:村田 健史(情報通信研究機構)、野々垣 進(国立研究開発法人 産業技術総合研究所 地質調査総合センター)、深沢 圭一郎(京都大学学術情報メディアセンター)、木戸 ゆかり(国立研究開発法人海洋研究開発機構)、座長:深沢 圭一郎(京都大学学術情報メディアセンター)、野々垣 進(国立研究開発法人 産業技術総合研究所 地質調査総合センター)

13:45 〜 14:00

[MGI30-01] 時空間データGISプラットフォーム(3)

*村田 健史1村上 雄樹1、村永 和哉2 (1.情報通信研究機構、2.株式会社セック)

キーワード:時空間データGISプラットフォーム、STARS

本稿では、デジタルデータ指向型社会の基盤の一つとなる時空間データGISプラットフォームについてこれまでの取り組みと新たな提案について述べる。時空間データGISプラットフォームはCyberEarthコンセプトおよび第4の研究手法としてのインフォマティックスを背景に、ビッグデータ処理基盤となるサイエンスクラウドおよびJHPCN広域分散クラウド上に構築されている。時空間データGISプラットフォームはCyberEarthをクラウド上で実現するためのプラットフォームであり、ビッグデータ伝送技術、収集技術、管理技術、処理技術、可視化技術などの様々なエコシステムをライブラリ(API)やアプリケーションとして提供する。ユーザはこれらをマッシュアップすることで目的に応じた時空間データGISアプリケーション開発が可能である。発表ではこれらの基本コンセプトと、時空間データGISプラットフォームの最新事例を紹介する。本年度は、GISアプリの基本となる様々な地理情報(とくに国土交通省の国土数値情報やPLATEAUなどの各種オープンデータ)のバイナリベクトル化について議論する。またそれらの技術を活用した過去災害情報のWebGISアプリについて紹介する。
本研究の一部は、学際大規模情報基盤共同利用・共同研究拠点および革新的ハイパフォーマンス・コンピューティング・インフラ(課題番号: jh230057)およびJSPS科研費(JP22H01318)の支援を受け、内閣府総合科学技術・イノベーション会議の戦略的イノ ベーション創造プログラム(SIP)第3期「スマート防災ネットワークの構築」(研究推進法人:国立研究開発法人防災科学技術研究所)によって実施した。