日本地球惑星科学連合2024年大会

講演情報

[J] 口頭発表

セッション記号 M (領域外・複数領域) » M-GI 地球科学一般・情報地球科学

[M-GI30] 情報地球惑星科学と大量データ処理

2024年5月31日(金) 13:45 〜 15:00 201B (幕張メッセ国際会議場)

コンビーナ:村田 健史(情報通信研究機構)、野々垣 進(国立研究開発法人 産業技術総合研究所 地質調査総合センター)、深沢 圭一郎(京都大学学術情報メディアセンター)、木戸 ゆかり(国立研究開発法人海洋研究開発機構)、座長:深沢 圭一郎(京都大学学術情報メディアセンター)、野々垣 進(国立研究開発法人 産業技術総合研究所 地質調査総合センター)

14:15 〜 14:30

[MGI30-03] 移動式カメラによる時系列データの3次元GIS(地理情報システム)における可視化の検討

*加賀谷 仁秀1、揚野 峰人1 (1.株式会社GEOソリューションズ)

キーワード:時系列データ、移動式カメラ、GIS、地理情報システム

近年、移動式カメラとして多種多様なアクションカメラが市販されており、現代において生活必需品となったスマートフォンでも同等の活用が可能である。また、これらの機器ではGPSや6軸センサーを搭載し、撮影地点の緯度経度や撮影方向の方位角を画像とともに取得できることも珍しくない。これらの移動式カメラを、広域に設定された経路における画像データ取得やそれらの画像に基づく観測、計測に活用することを目指したとき、画像は時系列データであり、様々な場所を様々な仰俯角、倍率で撮影したものであるという特性を踏まえなければならない。そして、観測、計測への活用においては、データ閲覧者は様々な画像が「いつ、どこを」撮影したものなのか容易に把握できることが欠かせない。しかし、移動式カメラにより撮影された位置を撮像物ならびに撮影画像に付随する緯度経度および方位角から判断することは一般的なデータ閲覧者にとって困難である。
そこで、移動式カメラで撮影した画像を3次元GIS(地理情報システム)と連動または統合して表示することで、画像に撮影された位置を誰もが容易に把握可能とする可視化手法について検討した。