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[PPS01-P02] JUICE搭載ガニメデレーザ高度計(GALA): 最新状況と軌道上テストについて
キーワード:JUICE、GALA、木星、ガニメデ、軌道上試験
木星氷衛星探査機(JUICE)は2024年4月14日、ギアナ宇宙センターよりアリアン5ロケットによる打上げに成功した。JUICEに搭載されているガニメデレーザー高度計(GALA)は、地形データに基づく氷のテクトニクス、潮汐応答測定による地下構造、表面の小さな粗さとアルベドを理解することを主な科学目標とする装置である。また宇宙生物学の観点からも、地下の海洋を科学的に研究することは重要である。GALAの開発は、ドイツ(主導)、日本、スイス、スペインの国際協力によって進めている。その中で日本のチーム(GALA-J)は、後置光学系(Backend Optics: BEO)、焦点面アセンブリ(Focal Plane Assembly: FPA)、アナログ電子モジュール(Analogue Electronics Module: AEM)という3つのモジュールの開発を担当している。軌道上におけるGALAの最初のパワーオンおよび初期チェックは、2023年5月15に行われた。その結果、テストしたHKデータ(house keeping data、状態データ)および機能・性能はすべて正常であった。また送信レーザパルス検出経路を用いた end-to-end 試験に成功した。本発表では、GALAの最新ステータスおよび軌道上試験について紹介する。