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[PPS03-08] 携帯型インフラサウンドセンサーを用いた OSIRIS-REx 帰還カプセルの衝撃波アレイ観測と「はやぶさ」「はやぶさ2」との比較。
キーワード:帰還カプセル、インフラサウンド、OSIRIS-REx、HAYABUSA2
2016年9月8日にアメリカ航空宇宙局(NASA)によって打ち上げられた小惑星探査機OSIRIS-RExは、2018年に小惑星ベンヌに到達し、2020年に地表の岩石の採取に成功した。2023年9月24日に地球近傍に帰還したOSIRIS-RExは、採取した岩石が封入されたサンプルリターンカプセル(SRC)を放出した。SRCは地球の大気圏に再突入する際、ネバダ州上空を横切って衝撃波を発生させ、ユタ州に着陸した。我々はインフラサウンド(微気圧)・地震観測チームの一員としてネバダ州に赴き、ユーレカ空港にインフラサウンドセンサーとマイクロフォンを設置して気圧変動の観測を行い、インフラサウンドと可聴音の両方の観測に成功した(UTC 14時46分ごろ)。我々は過去に宇宙航空研究開発機構(JAXA)の小惑星探査機 HAYABUSA と HAYABUSA2 でも同じインフラサウンドセンサーを用いて帰還カプセルが発生する衝撃波の観測を行っている。本発表では 、OSIRIS-REx の帰還カプセル衝撃波観測と、過去のHAYABUSA, HAYABUSA2 の帰還カプセル衝撃波観測の紹介と比較を行う。