日本地球惑星科学連合2024年大会

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[E] ポスター発表

セッション記号 S (固体地球科学) » S-IT 地球内部科学・地球惑星テクトニクス

[S-IT16] 惑星中心核:内部構造・形成・進化

2024年5月29日(水) 17:15 〜 18:45 ポスター会場 (幕張メッセ国際展示場 6ホール)

コンビーナ:飯塚 理子(早稲田大学教育学部理学科地球科学専修)、中島 陽一(熊本大学大学院先端科学研究部物理科学講座)、新名 良介(明治大学)、河口 沙織(高輝度光科学研究センター)

17:15 〜 18:45

[SIT16-P02] 何故 バンアレン帯が偏芯しているのか? "地球にマントル断裂片が衝突し,外核が約500kmも偏芯したから"である。

*種子 彰1 (1.SEED SCIENCE Lab.)

キーワード:何故 バンアレン帯が偏芯しているのか?、外核が約500kmも偏芯した、トレーンマントル断裂片が地球へ衝突し,マントルが欠損し巨大クレーター形成マントルが欠損した、クレーターはアイソスタシーで海洋底隆起,バランス深さは約5km 、マルチインパクト仮説で全てを説明・検証,月の射出と地球外核偏芯が起った.、プレートテクトニクスとプレート境界の起源と駆動力のメカニズムを検証した.

何故 バンアレン帯が偏芯しているのか? "地球にマントル断裂片が衝突し,外核が約500kmも偏芯したから"である。

1.何故 バンアレン帯が(500km)約1割も偏芯しているのか?
[現状] ブラジル上空のバンアレン帯の高度が低下している事から、コアの一割偏芯[6]が推定された。 太平洋位置へのマントルインバクター衝突(BIGイベント)で、地球マントルの欠損が発生し、アイソスタシーによりダーウインの隆起が起こった。 周囲の凹プレートが背弧凹海盆となり、 アイソスタシーにより,外殻液体コア形状の一割偏芯と, 内殻個体コアの回転位置も偏芯移動が形成された。⇒バンアレン帯が(500km)約1割も偏芯の原因(BIGイベント).

5.マルチインパクト仮説[1]で全てを説明・検証,月の射出と地球外核偏芯が起った.
 月の起源仮説のマルチインパクト仮説は,ウェゲナー氏が指摘した二山頻度曲線[2]で示される地球表面積の七割を占める七つの海と,大陸移動説[2]やプレートテクトニクスの起源と駆動力の謎を説明します.
月の起源説明
a.CERRA潮汐断裂片(マントル)だけ⇒月も地球のマントルだけ射出.
b.衝突体の軌道がceres位置⇒衝突時の運動エネルギー(V=12.4km/s,36.45°) 
c.地球のマントル射出⇒月のマントル,片側高密度(偏芯) ⇒常に地球を向く.
d.玄武岩が熔出⇒表側の月の海起源 e.月の軌道エネルギー⇒Rm=60・Re

4.クレーターはアイソスタシーで海洋底隆起,バランス深さは約5km.
2.外核が約500kmも偏芯した.
3.トレーンマントル断裂片が地球へ衝突し,マントルが欠損し巨大クレーター形成マントルが欠損した.
 当然,電離した液体コアが環状電流として流れているので,地磁気を発生して流れる方向が逆転すると,磁化の方向も逆転する.外殻マントルは常に自転しているが,地球の場合は月との共通重心の周りを巴回転しており外部(月による)からのモーメントと液体コア外面(マントル内面の偏芯)により,内核コアが周期的に正逆回転を起こし,海洋底プレートにテープレコーダー・モデル[3]の縞模様の残留磁化が形成された.

6.プレートテクトニクスとプレート境界の起源と駆動力のメカニズムを検証した.
a.プレートテクトニクスの駆動力[×熱対流(内力)⇒◎地球と月の巴回転(外力)]
b.プレート境界は月形成時の地球マントル割目,減圧熔融⇒層間横移動可能.
c.マントル欠損⇒アイソスタシー変形(外核偏芯,クレータ外周陥没[環太平洋弧状列島:背弧海盆])
d.プレート相互の重なり⇒凹海盆プレートの下に凸プレート(海洋)の潜り込み.
e.地軸傾斜とプレート移動方向の急変⇒高緯度へ断裂片衝突(偶力で傾斜),駆動力⇒月の巴回転.

[1] 種子 彰:Origin of the Moon and Earth through Multi-Impact (2014)
[3] バイン・マシューズ:テープレコーダー・モデル(1963)
[4] Hess. H.H. : Histry of ocern basins, in Petologic Studays, Buddington Volume, Geol. Soc. Amber., New York, 599-620, 1962
[6] 上出洋介 : 太陽と地球のふしぎな関係,p192,(2011)
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