日本地球惑星科学連合2024年大会

講演情報

[J] 口頭発表

セッション記号 U (ユニオン) » ユニオン

[U-10] 日本学術会議とJpGU

2024年5月27日(月) 13:45 〜 15:15 コンベンションホール (CH-B) (幕張メッセ国際会議場)

コンビーナ:佐竹 健治(東京大学地震研究所)、三枝 信子(国立環境研究所)、小口 高(東京大学空間情報科学研究センター)、高橋 幸弘(北海道大学・大学院理学院・宇宙理学専攻)、座長:佐竹 健治(東京大学地震研究所)、小口 高(東京大学空間情報科学研究センター)

14:00 〜 14:15

[U10-02] 日本学術会議のより良い役割発揮に向けて

*三枝 信子1 (1.国立環境研究所)

キーワード:日本学術会議、ナショナルアカデミー、社会への責任

日本学術会議は、2021年4月に総会で決定され公表された「日本学術会議のより良い役割発揮に向けて1」に基づき、自然と社会の本質を探求する学術を進行し、高度に複雑化した現代社会の問題解決に資するための改革を実行している。グローバル化の進展に伴い国際的な議論への参画も重要であり、社会の未来像を検討し国際的な連携を通じて科学の共通認識を形成する必要がある。

「日本学術会議のより良い役割発揮に向けて」においては、日本を含む各国のナショナルアカデミーのあり方について、その役割を果たす上で満たすべき要件があるとし、それらをナショナルアカデミーの5要件として次のようにまとめている。1)学術的に国を代表する機関としての地位、2)そのための公的資格の付与、3)国家財政支出による安定した財政基盤、4)活動面での政府からの独立、5)会員選考における自主性・独立性、である。

このような検討を踏まえ、第25期において日本学術会議は次の5つの点を改革課題とした。1)国際活動の強化、2)日本学術会議の意思の表出と科学的助言機能の強化、3)対話を通じた情報発信力の強化、4)会員選考プロセスの透明性の向上、5)事務局機能の強化、である。当日のユニオンセッションでの議論では、第26期に特に優先的に取り組まれている課題についても紹介する。

1日本学術会議のより良い役割発揮に向けて
https://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-25-s182-2.pdf