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[U15-P78] 2024年1月1日能登半島地震の発生直後に松代において観測された重力変化と気圧変化について
キーワード:能登半島地震、松代、超伝導重力計、大気ラム波
2024年1月1日の能登半島地震(M7.6)が発生した際,長野県松代の超伝導重力計が,最初のP波が到達する直前にランプ状の重力変化を記録していたことがわかった.これは,地震の断層運動に伴う「地震即時重力変化」と似ているが,地震の規模を考えると大きすぎるようである.もしこれが真の信号であれば,これまでに考慮されていない未知のメカニズムの存在を示唆している.
それとは別に,松代およびその周辺に展開している気圧計ネットワークには,津波の発生に伴って励起された大気ラム波と考えられる信号が明瞭に記録された.こちらは,現象の存在がすでに確立されたものであり,その観測により,発生した津波の大きさを迅速にとらえることに貢献できる可能性がある.
それとは別に,松代およびその周辺に展開している気圧計ネットワークには,津波の発生に伴って励起された大気ラム波と考えられる信号が明瞭に記録された.こちらは,現象の存在がすでに確立されたものであり,その観測により,発生した津波の大きさを迅速にとらえることに貢献できる可能性がある.