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[U16-P17] 能登半島における他県より少ない災害伝承碑と被災住民の防災意識の関係について
キーワード:災害伝承碑、防災意識と防災教育、グーグルマップ、津波
東日本大震災後、日本における災害伝承碑を地図上に記載する取り組みは国土地理院を中心に始まり、現在ではグーグルマップ上でも確認することができる。海外でも津波の石碑は数多くみられるが(図1. 筆者等による2004年スマトラ沖地震によりインドネシアに建設された津波記念碑マップ)、特に日本の東北地方には300以上の地震・津波の石碑が存在以上も存在が確認できるが、人命の被害も多かった。他方で能登半島地震で被害が大きかった石川県内に災害伝承碑は7つしかなく、全国でも災害伝承碑の国土地理院の登録が最低レベルである。そのうちの地震と津波に関連する石碑は2007年能登半島地震の1つだけである。他方で2024年能登半島地震では、津波から避難することができた。災害伝承碑の数と防災意識の関係の緊急調査結果を発表する。