日本地球惑星科学連合2025年大会

講演情報

[E] 口頭発表

セッション記号 A (大気水圏科学) » A-AS 大気科学・気象学・大気環境

[A-AS06] 大気圏(成層圏・対流圏)過程とその気候への影響

2025年5月27日(火) 10:45 〜 12:15 105 (幕張メッセ国際会議場)

コンビーナ:野口 峻佑(九州大学 理学研究院 地球惑星科学部門)、原田 やよい(気象研究所)、西井 和晃(三重大学大学院生物資源学研究科)、江口 菜穂(九州大学 応用力学研究所)、座長:西井 和晃(三重大学大学院生物資源学研究科)、江口 菜穂(九州大学 応用力学研究所)



11:45 〜 12:00

[AAS06-10] 2024年7月の高高度ラジオゾンデ観測で見られた重力波活動と温度低下層について

*木下 武也1荻野 慎也1鈴木 順子1城岡 竜一1茂木 耕作1、趙 寧1横井 覚1 (1.海洋研究開発機構)

キーワード:大気重力波、ラジオゾンデ観測、成層圏

成層圏の大気波動とそれがもたらす大気循環が対流圏の降水活動やジェット気流に直接影響を与えることがわかってきた。しかしながら成層圏は対流圏に比べ、直接観測が少なく、再解析データ間のバラつきが大きく、不確定な要素の多い領域である。そこで、中上部成層圏の直接観測データを取得し、大気波動とそれがもたらす物質輸送や背景場の変動を評価する目的で、大型ゴム気球を用いた高高度ラジオゾンデ観測を沖縄で実施してきた。2022年9~10月の集中観測では高度30~36kmにおいて顕著な温度低下層が見られ、大気重力波と西向きに伝播する惑星スケールの波により生じていることが分かった。本発表では2024年7月に実施した集中観測の結果と、この観測でも見られた温度低下層と重力波活動の関係について調べた結果を報告する。