日本地球惑星科学連合2025年大会

講演情報

[J] 口頭発表

セッション記号 A (大気水圏科学) » A-AS 大気科学・気象学・大気環境

[A-AS10] 気象学一般

2025年5月26日(月) 09:00 〜 10:30 展示場特設会場 (4) (幕張メッセ国際展示場 7・8ホール)

コンビーナ:清水 慎吾(国立研究開発法人防災科学技術研究所)、久保田 尚之(北海道大学)、杉本 志織(海洋研究開発機構)、那須野 智江(国立研究開発法人 海洋研究開発機構)、座長:杉本 志織(海洋研究開発機構)、清水 慎吾(国立研究開発法人防災科学技術研究所)、久保田 尚之(北海道大学)、那須野 智江(国立研究開発法人 海洋研究開発機構)

10:15 〜 10:30

[AAS10-06] 従来型大気大循環モデルで再現される北半球のブロッキングとストームトラックの気候学

*山崎 哲1馬場 雄也1山本 絢子2,1Martineau Patrick1野中 正見1 (1.海洋研究開発機構 アプリケーションラボ、2.桜美林大学)

キーワード:ブロッキング、ストームトラック、大気大循環モデル

北半球の太平洋・大西洋でのブロッキングとストームトラックの気候学について,AFES (Atmospheric General Circulation Model for the Earth Simulator)と呼ばれる従来型大気大循環モデルを使って調査する.AFESは,静力学コアと対流・放射・重力波抵抗・乱流過程・陸面過程スキームから構成される.海洋状態が現実的に変動するAMIP-typeのシミュレーションをした.水平解像度を約300 km (T42)から約25 km (T479)までの7つの異なる条件で変更し,2種類の対流スキームでの実験を行った:合計14つの気候再現実験を1982年〜2022年の期間について行う.
結果として,太平洋・大西洋ブロッキング頻度やそれらの海盆でのストームトラック強度は水平解像度100 kmくらいで全球再解析データと同程度に再現することができた.これらのブロッキングやストームトラックは,どちらの海盆でも,対流スキームに依らずに高解像度にするほど過大見積りとなることがわかった.