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[AAS10-P06] 近年の夏季夜間における関東平野の局地風系と気温分布の特徴
キーワード:局地風系、海陸風、気温分布、関東平野
40年間の高密度な地上観測資料を用いて,関東平野における夏季の晴天静穏夜間における局地風系の分布や近年における変化,気温分布について検討した.早朝には,北西から西寄りの陸風や山風が埼玉県や東京都,神奈川県の広い範囲で認められるが,最近20年の平均では,陸風が東京湾岸まで達しておらず,東京都区部から神奈川県東部にかけて南西寄りの風向への変化が認められた.その要因として,陸風の到達しない日の割合が東京湾岸を中心に近年増加していること,および,陸風が東京湾岸まで到達した日においても,陸風の発達が近年遅くなる傾向にあることが示唆される.陸風非到達日には,南寄りの風が卓越するため夜間の気温が高い傾向にあり,陸風への交替が起こらない東京湾北岸で早朝の気温が特に高く,近年における風系の変化と夜間の高温傾向との関係が示唆された.