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[AAS11-P21] GOSAT-2のGHGデータの超過濃度比を用いた南アジアのメタン放出源の特徴解析

キーワード:GOSAT-2、メタン、一酸化炭素、超過濃度比(ER)
南アジアは世界有数のメタン(CH4)の排出地域である。本研究では、GOSAT-2(Greenhouse gases Observing Satellite-2)搭載のTANSO-FTS-2(Thermal And Near infrared Sensor for carbon Observation - Fourier Transform Spectrometer-2)から得られた南アジアにおけるCH4と一酸化炭素(CO)のカラム平均気体濃度(XCH4、XCO)データを解析した。まず、XCH4とXCOのバックグラウンド濃度に対する超過濃度としてΔXCH4、ΔXCOを求め、両気体の超過濃度の比を取ることで、「Enhancement Ratio(ER)」を算出した。ここでは、南アジアを陸域CH4高放出地域(3領域)、陸域CH4低放出地域(5領域)、海域(2領域)の計10領域に分類し、各領域でΔXCH4 /ΔXCOの月別ERを算出した。また、この結果とEDGAR(Emissions Database for Global Atmospheric Research)データベースに基づく様々な放出源ごとのCH4とCOの月別排出データと比較し、各地域の支配的な放出源について評価した。
陸域CH4高放出地域では、月別ERと相関係数が9月に高かった。EDGARの排出データによると、9月の農業起源のCH4排出量は多かった一方で、農業起源のCO排出量は多くなかった。このことから、9月のERは、農業起源のCH4放出源が支配的であることを反映している可能性が示唆された。陸域CH4低放出地域では、特にインド南部で9月から11月にかけて月別ERと相関係数が高かった。EDGARの排出量データでは、この時期は農業起源のCH4排出量が非常に多いことでERが高くなり、農業起源のCH4放出源が支配的な要因であることが示唆された。陸域CH4高放出地域(北部地域)と陸域CH4低放出地域(南部地域)では、農業起源CH4が多いことによるERが高くなる時期が異なっていた。これは、カリフ期とラビ期という二期作の実施時期の違いによる影響を受けていると考えられる[Kavitha et al., 2017]。
陸域CH4高放出地域では、月別ERと相関係数が9月に高かった。EDGARの排出データによると、9月の農業起源のCH4排出量は多かった一方で、農業起源のCO排出量は多くなかった。このことから、9月のERは、農業起源のCH4放出源が支配的であることを反映している可能性が示唆された。陸域CH4低放出地域では、特にインド南部で9月から11月にかけて月別ERと相関係数が高かった。EDGARの排出量データでは、この時期は農業起源のCH4排出量が非常に多いことでERが高くなり、農業起源のCH4放出源が支配的な要因であることが示唆された。陸域CH4高放出地域(北部地域)と陸域CH4低放出地域(南部地域)では、農業起源CH4が多いことによるERが高くなる時期が異なっていた。これは、カリフ期とラビ期という二期作の実施時期の違いによる影響を受けていると考えられる[Kavitha et al., 2017]。