日本地球惑星科学連合2025年大会

講演情報

[J] ポスター発表

セッション記号 A (大気水圏科学) » A-CG 大気海洋・環境科学複合領域・一般

[A-CG54] 有人・無人航空機による気候・地球システム科学研究の推進

2025年5月27日(火) 17:15 〜 19:15 ポスター会場 (幕張メッセ国際展示場 7・8ホール)

コンビーナ:高橋 暢宏(名古屋大学 宇宙地球環境研究所)、小池 真(東京大学大学院 理学系研究科 地球惑星科学専攻)、町田 敏暢(国立環境研究所)、篠田 太郎(名古屋大学宇宙地球環境研究所)


17:15 〜 19:15

[ACG54-P03] ヘリコプター振動抑制技術の実証と大気環境計測への応用

吉崎 裕治1、砂田 茂2、石井 寛一3、大畑 祥2、Baboer Yisikandeer2、Ruichen Zhou2、*菊地 亮太4,2、持田 陸宏2 (1.三菱重工業、2.名古屋大学、3.宇宙航空研究開発機構、4.DoerResearch)

キーワード:ヘリコプター、振動抑制、大気環境計測

本研究では、ヘリコプター特有のブレード振動に起因する揺れを抑制し、その影響を低減する技術について検討を行う。従来より、ヘリコプターの振動はパイロットや乗務員、機材の安定性に悪影響を及ぼすだけでなく、科学観測など精密なミッション時には計測精度を左右する要因となる。そこで我々は、まずラジコン機体や数値シミュレーションを用いて振動抑制技術の検証を実施し、揺れの減少効果を確認した。次の段階として、実機のヘリコプターを用いた実証実験を計画している。本実験では、揺れ抑制技術の効果を評価するとともに、大気環境の計測装置(Partector 2 Pro)を搭載し、揺れが観測データに及ぼす影響を合わせて調査する。

さらに、実機搭載前の検証として、2024年2~3月に名古屋にて走査式モビリティパーティクルサイザとの比較測定を実施し、Partector 2 Proによるナノ粒子計測の精度や特性を評価した。本学会では、これら一連の取り組みから得られたヘリコプター振動抑制技術の有効性および大気環境計測への適用可能性について報告し、科学観測における実運用への展望を示す。